炉の中に1枚敷けば、焼成が安定します!
セラミックボードは、作品を電気炉で焼成する際に使用します。
電気炉で作品を焼成する際には、
アルミナ炉床板かセラミックボードを使用しなければ、電気炉が壊れてしまう恐れがあります。
では、
アルミナ炉床板とセラミックボードの違いはというと、以下の通りです。
アルミナ炉床板(ろしょうばん)
メリット
・表面が滑らかなので作品が安定する
・丈夫なので長持ちする
デメリット
・多少重い
・冷却に時間がかかる
・急熱急冷に非常に弱く、場合によっては
冷たいものの上に置くと割れる恐れがある
※電気炉から出した後、別のアルミナ炉床板の上に置くことは絶対にお止め下さい!
セラミックボード
メリット
・軽いので炉からの出し入れが容易
・冷却性に優れているので、炉から出した後冷めやすい
デメリット
・表面がデコボコしている
・割れやすく、何度か焼成していると崩れてしまう(消耗品である)
以上が大まかな違いですが、純銀粘土の焼成にオススメなのは
アルミナ炉床板です。
アルミナ炉床板の耐熱温度は、銀粘土や七宝には十分な1200℃。
また、何といっても、長持ちするのが重要です。
セラミックボードは耐熱温度こそ1260℃ですが、300℃で糊の役目の成分が燃えてしまうため、とても脆くなってしまいます。
下手をすれば5、6回の焼成で割れてしまうことも…。
電気炉に初めからついているのはセラミックボードですが、できればご一緒に
アルミナ炉床板もご購入頂くことをオススメします。
なお、オススメの使用法は、アルミナ炉床板を焼成に使用し、セラミックボードは
アルミナ炉床板の冷まし台にすること!
これならアルミナ炉床板が割れることもなく、セラミックボードも長くご使用頂けます。
しかし、七宝焼の焼成時、
網の下に敷くのであれば、セラミックボードの方が安価なのでオススメ。
割れてしまっても、とにかくこぼれた七宝絵の具をガードできればOKなのですから。
電気炉別対応サイズ
●
小型電気炉mini mini-I(半自動式)…65×100×6mm
●
小型電気炉ハイセラキルン SH-OMT …80×120×6mm
●
小型電気炉ハイセラキルン NHK-120H…110×155×6mm
●
卓上電気陶芸窯 NHK-170 …150×150×25mm
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