クラフトNK3 基本 原理 PMC3の特長
■ 純銀粘土の中でも特に素晴らしいPMC3

どんな純銀粘土よりも使いやすい

弊店で取り扱っている三菱マテリアル社製の「PMCシリーズ」は、他の粘土も扱われたことがある講師の先生方が「断然扱いやすい」と仰って下さるほど扱いやすい粘土です。
高い造形性。幅広い温度で焼成可能で、輝きに優れ、高い強度に仕上がる、焼成後品位99.9%の粘土『PMC3』。
収縮率が低く、短時間で焼成ができる『PMCシルバークイック』。
収縮率が高いので小さな作品が作成できる、柔らかくて伸びがいい『PMCシルバースタンダード』。
ここでは、特に銀粘土として優れており人気が高い『PMC3』について紹介したいと思います。


1.造形性の大幅UP!

まず、造形性が違います。
従来の純銀粘土に比べ、保水機能が高いため、造形可能時間がおよそ2倍。造形時間が長いほどじっくり成型ができるので、早く早くと焦らないで済むでしょう。
そして、吸水性にも富んでいるので、水を加えての粘土の再生が容易です。少々乾燥した粘土に水を加えれば、再び造形が可能に。密閉容器に少量の水と粘土を一緒に入れておけば、液体粘土として繋ぎや補修に使用できます。


2.簡単研磨・切削!でも強度はUP!


乾燥体の研磨切削性にも優れています。
硬すぎて削れない、という事態がなく、カービングニードルなどでサクサクサックリ削ることができるので、力を入れすぎて変なところに傷を付ける可能性がぐーんとダウン。
その分割れやすいかといえばそうではなく、むしろ従来の粘土より乾燥体の強度も増していて非常にありがたいです。


3.幅広い焼成温度で新技法!

焼成の際も他の粘土とは大きく違い、600℃での焼成が可能です。
600℃での焼成が可能ということは、温度をしっかりと調節できる焼成器具であれば、今まで不可能だったスターリングシルバー(Silver 925)との同時焼成が可能になったということです。
SV−丸かんが一緒に焼ければ、埋め込んで半丸のリングを簡単に作れるようになります。SV−ツキサシも、収縮を気にしながら穴を開けておく必要もなく、あらかじめ埋め込んでおけます。
便利ですね。特に店長のような初心者には。
そして600℃焼成のおかげで、色々な焼成器具をご使用頂けます。シルバーポットが最たる例です。固形燃料に火を付けたら放置しておくだけのお手軽焼成。生焼けも溶解も心配無用です。


4.鏡面性に優れた品位99.9%のシルバー!

更に欲張ったことに、出来上がりも従来の粘土とは全く違うのです。
なにせ焼成後の品位は銀99.9%。鏡も真っ青なほどの輝きは、一目見てわかるほどの美しさ。他の粘土からPMC3に変えられたある方は、「凄く腕が上がりましたね!」と絶賛されたそうです。
作品の命、鏡面性。鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番綺麗に輝く銀粘土はなあに?もちろんPMC3です。


5.お値段の欠点は質が良い証!

ただひとつ欠点を挙げるのならば、少々お値段が張ることでしょうか。しかし、上記のようにモノは確か。質の良いものはそれだけお値段も比例してしまうものです。そこは良いものを作るためとして割り切って頂きたいと思います。



高い造形性。幅広い温度で焼成可能で、輝きに優れ、高い強度に仕上がる、焼成後品位99.9%の粘土『PMC3』。
以上の特長を兼ね備えた純銀粘土『PMC3』で、是非ともクラフト生活を楽しんでみませんか?